■ フィルムカメラのデジカメ化PENTAX K2編

2017年7月30日公開

最近は、デジカメ化はシリーズ物と化していて、今回はPENTAX Kシリーズの上位機種であるK2である。さらに上にK2 DMDというのがあるが、まあこの取り組みにはK2で十分ということで入手した。以前より、Kシリーズなら次はK2と決めていたのである。

KシリーズなのでKXと同じ裏ブタかと思いきや、互換性がないことも入手してから判明したため、本機とは別にジャンククラスを別途入手し部品取りに当てている。シャッターも縦走りへと設計変更されており、他のKシリーズとも異なり、次のMシリーズへの移行が感じられる機種である。露出制御は電子シャッターで、制御はMシリーズに近い。電池がないと最高速度でシャッターがきれ、スローシャッターはガバナーではなくちょっと面白くない。あの、ジーという音が良いのだが、。その点では、KXの方が好きかな。まあ、シャッターダイヤルが独立であり、ME Superの様な上下ボタン式でないのは良い。

 

■ PENTAX K2編

Kシリーズの上位機のK2である。色々昔のカメラを物色していて知った機種であるが、なかなかショップで見かけることがない。ようやく入手でき、KXと同じ乗りでできるであろうと着手した次第である。

今回は、エミュレータの取付方法を変更している。以前から部品取付用のフタとフィルムガイドレールとの隙間が結構ある(数ミリ)ことがわかっており、これまで機種によってはArduinoをセンサー側にやむなく配置したこともあったが、その経験からせっかくのスペースを有効に活用したいと考えていたのだ。そのために、二次ロットとして製作したプリント基板は高さ寸法を減らしたものに改版している。実はまだ完成していないLX5号機の構造も、同様な意図で構造見直しを検討していたのであったが、今の所頓挫している。

今回の実際の部品配置は次の様になった。

もともとブログで紹介していたのは以前のままの構造であったのを、途中で方針変更したのだ。同じ様に組み立てても面白みがないと感じたため。(ようは少々飽きた?笑) 金属加工は、今回は少々雑となってしまったが、まあ動けば良いのだ。

ブログで紹介した、従来通りの構造。

これにより、厚みをさらに薄くできるのである。最終の厚みは、期待通りに少し薄くできた。今回は裏面カバーを板金屋さんに発注したが、自前の追加工が雑だったためあまり美しくならなかったのが残念である。予備が2個あるので、気に入らなくなったら交換すれば良いことではある。

シャッタ信号の取り出しは、KXと同じ方式である。すでに定番となっている。

Kシリーズは他にKMというのがあるが、別にコンプリートを目指しているわけではないので、Kシリーズは今回で完了だと思う。