■ フィルムカメラのデジカメ化(NIKON New FM2 2号機)

2017年10月7日公開

初めてNIKON機をデジカメ化した際、New FM2をセレクトしたのだったが、デザインが気に入り勢いでチタンバージョンを入手済みであったのを、今回デジカメ化してみた。恐らく、今後フィルムを詰めて撮ることはないであろうということで、決めたのだ。フィルム用は別途各種所有しているので、これ以上は不要。

基本的にはこれまでと同様な最新デザインに基づく造りであり、目新しい取り組みはない。シャッター信号の取り出しについては、1号機製作時には軍艦部の基板上にあるキャパシタを外すことで半押し状態を検出してデジタル部のシャッタートリガーとして利用していたのを、今回はこのところ実績のある直接接点取り出し方式(いわゆるF2方式と命名)としている。こちらの方が改造が簡単で、本体への改造も最小限にできるからである。

ブログにも掲載したが、1号機とのツーショット。

 

■ New FM2 Titan編

 

 

デジタル部のカバーは、PENTAX K2製作時に同じ寸法で使用可能ということがわかったため、KX2号機の分も合わせて一緒に製作済みであったので、今回は中身の製作を進めるのみで完成までこぎ着けられたのである。

構造は、最近定番となっている方法である。

シャッター信号取り出しもF2方式である。FM2はデータバック端子が出ているので、データバック端子にシャッター信号を出すべく配線の改造を行っている。これにより、LXやME-Fのようにデジタル部と本体は完全に分離できるので、他のFM2個体と付け替えることが容易にできる。勿論、付け替え側の個体も同様の改造がなされていることが前提ではあるが。

New FM2の良いところは、機械式であるのに1/4000のシャッタースピードまで対応しているところかな。チタンボディの雰囲気もなかなか良いと思うのだが。