■ フィルムカメラのデジカメ化(Nikon S2編)

2021年7月10日公開

 

デジカメ化も、ライカM4をやって以来やる気が起こらず、しばらく停滞していたのである。

最近になって、とあるショップにたまたま立ち寄った際に何か気になるカメラが目につき、「連れて帰って〜」という天の声が聞こえた気がして、連れ帰った次第である。(笑)

少し触らせてもらったのだが、シャッター音はレンジファインダー機としては結構大きいという印象だったが、巻き上げレバーの感触が非常に良かったので気に入ってしまったのだ。以前より気になっていた機種ではあったが、これまではあまり目にすることもなかったので触手が伸びなかった。それが今回、手に取ってみたのがいけなかった。(汗)

一旦、撮れるようになったので、持ち出して撮ってる感じが次の動画である。

※ 試し撮りの動画

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

■ Nikon S2編

NikonのSシリーズに関しては、実の所よくは知らなかった。

初めての機種をやる際は、ターゲットとなるボディと試行錯誤用部品取り機が必要ということで、もう一台入手した。このボディはシャッター幕に所々穴の空いているシロモノで、このままではジャンクといっても良い。動作は機械式だけあって、シャッター速度も変化し動いてはいるので中身の確認にはもってこいだった。

方針としては、いつものようにターゲットボディへの加工は最小限に留めたいのと、元に戻せることを前提にしたく、ほとんどの加工はこのジャンクボディで試し、最後にターゲットに入れ替えるという手法にした。

ただ、シャッター同期信号の取り出しだけは最低限加工しなければならないが。

 

今回のデジタル部はボディの大きさからいってフルサイズは難しそうなので、APS-C(α5100)とした。これまでの実績が多い機種なので、いつも通りの加工を淡々と進められたのだ。

また、ボディの裏蓋は、ライツミノルタCLのように裏蓋・底カバーの一体型であるので、CLと同様な加工が良いと判断した。

ボディに直付けする部分はなくし、ターゲットボディへ入れ替えることを前提の構造にしたかったのである。

この機種もフィルムゲートとシャッター幕との間にスペースが少なく、イメージセンサー表面のフィルタを着けなくても幕とカバーガラスが干渉することがわかり、ライカM4の時と同様な手法により回避している。

従って、フィルター類はマウント側へ設置している。

 

もはやルーチンワークのごとく加工しまくりである。

シャッターエミュレーター基板や5100の基板類はブラケット板に搭載してブラケットをボディに固定する方式とし、S2オリジナルのカバーはほとんど切り欠きとなる。

バッテリーの出し入れとSDカードスロットへのアクセス用に、開閉式の裏面カバーを増設している。

 

シャッター同期信号の取り出しは、唯一ターゲットボディへの加工となる。この機種はシャッターボタンの動作が底面へ伝達されていることがわかり、トップカバーを外すなどの手間がなくやり易かったのが幸いしている。加工といっても、端子をねじ止めし、配線を出して少々の接着剤を塗るというだけで済ませられたのが良かった。

最後にターゲットボディへイメージセンサーを取り付け、基板搭載ブラケットをジャンクボディから移載し配線すれば完成。