■ フィルムカメラのデジカメ化BESSA-R編

2023年4月16日公開

    フォクトレンダーBESSA-Rのデジカメ化である。

似非(えせ)RD-1というか、デザインが似ているのが気に入っていて、以前よりやりたかった機種である。本来ならMマウントバージョンが欲しかったのであるが、中古市場の価格が異常に高額であり、改造対象としてはちょっと手が出なかったのでL39マウントのRが比較的安価(といっても8万弱)だったのが決め手であった。L39マウント用レンズも数本所有しているのも理由である。

実機を手に取ってみると、各部にプラが使用されており少々チープな印象でがっくりと萎えたのではあったが。しかしその分軽いのは良いとは感じた。(ということにしておこう 汗)まあボディはダイキャスト(??)製のようなので、それなりにしっかりした作りではある。

今回のデジタル部は、APS-Cのα5100である。まだ部品在庫として数台所有しているので、、。

撮っている動画と撮って出し画像を掲載。

 

 

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■ BESSA -R編

本機の裏ブタはプラスチックで、その分サムグリップ用の出っ張りなどがあり、この面に部品を搭載するのは厄介かと感じたのである。平坦にしようと思うと、出っ張りを削り落とさねばならない。表面はベタつきもあり、さらに部材取り付け用にネジ穴を加工する場合もプラなので柔らかくてすぐにネジがバカになりそうである。それで今回は別機種の裏ブタを少々加工して取り付けている。手持ちのジャンクを探索していたら、少々の加工で取り付きそうなフタを見つけたのである。

表面がベタついていて、経年による加水分解か?

見つけた代替品のフタに部材取り付けの加工を行い、シャッターエミュレータ基板はボディ側の面に取り付けることにした。裏ブタとボディのあいだに隙間が結構あったので、裏面の出っ張りを少しでも減らす取り組みとして過去に何機種かで実施している。

シャッター信号の取り出しは、上下機構が底面へ伝達されていることがわかり、定番の方式である底面に接点を取り付ける方式としている。

後はいつものように5100の基板類を取り付け、フレキなどの配線を行い、完了。

 

裏カバーは他の機種の改造に使用したものを流用しているので、レザーを貼って以前の加工穴などを隠している。

一旦完成し、テスト撮影へ持ち出してみた。