■ フィルムカメラのデジカメ化(NIKON F2 Black)

2017年10月8日公開

NIKON F2ブラックモデルを実施した。PENTAX K2の製作時に新たな構造を採用したたために、製作済み機にフィードバックしようと思ったのだが、ちょうどタイミングよくブラックを入手した矢先だったので、折角なので新規製作する事にした。これを機に、F2用カバーを発注するきっかけにもなった。

実はこのボディは、先にブログに掲載したものとは違い、2台目である。最初に入手したボディはシャッター音に反響音があり、耳障りだったのである。シルバーモデルも同様な音がしているが、その時は気にならなかったのだが、予備にブラックモデルをもう一台入手してみたところ、そのような音はせずこれが本来の音なのだと認識し、自分的には良い音と感じたのである。それで、どうせならそちらで完成させようと思ったのであった。製作自体は初号機で最終まで行い、最後にボディを鞍替えしたという事である。

左が初号機

この取り組みは、もとより感触を楽しむのが真髄なので、感触が悪いのはちょっとねー、といったところである。写りに影響するものではないが、今回はレンズも新調した事だし。ネットによる入手の場合、音までは確認できないので、店頭で購入するよりはハズレがあるのも仕方ない。

 

■ NIKON F2(Black)

すでにシルバーを経験しているので、母体自体の良さはわかっている。やはりブラックも欲しいという事で入手した次第である。しかもアイレベルタイプに執心している。デジタルなのでその場で撮り直しがきくのと、フォトミックの頭でっかちはどうも好きになれないのだ。フィルム撮影であるなら、測光はあった方が良いのであろうが。

今回も、構造的には特に目新しい話題はない。これまで通りの最新の構造を踏襲している。

裏面カバーはシルバーモデルの手作りから図面を起こして製作してもらったものである。またまたチョット設計をミスっているが、まあ気にしない事にしている。

F2の変遷についての時代背景までは知らないが、仕様的にはコストダウンのために内部の構造が変化してきているのがシルバーモデルとの比較でよくわかる。それで、今回のシャター信号の取り出し方法は、考え方は同じであるが部品構成がシルバーとは異なる部分があったためPENTAX KXで実施した方法に近い。これは最近の定番である。(画像を撮るのを忘れたため、掲載なし)

【追記】

後日改めて撮ったので、掲載。

 

今回のボディは、値段の割には外観が綺麗であるので結構お気に入りとなっている。このレンズ込みで実測重量が1.1Kgなので、チョット重いが撮りあじはメカの塊という風情で楽しい。