もう秋

しばらくご無沙汰していたら、もう11月である。10月も連休が結構あり、特に作業予定もなく過ごしていたのであった。

それでも写真は撮りに出ており、ライカM4デジ改を持ち出すことが多かったのであるが、トラブルにみまわれたりしていたのだ。ある時、3ショットほど撮ったら突然LCDが消える現象になった。それで現場で確認したところ、写真自体は撮れてSDカードには保存できているようだが、LCDは真っ黒のまま。帰宅しないと現象の確認は無理なので、とりあえずそのまま撮影を継続してみたのだった。SDカードのアクセスランプはショットの度に点灯しているのでそのように判断したわけである。

帰宅後調べたところ、LCD自体は問題ないことが確認でき、5100基板側の問題のようであった。これは難解ということで、新たに在庫の5100を解体し、基板を入れ替えることで復旧できたのであった。撮ったデータは期待通り保存されており、一時的にLCDによる確認ができない撮り方の雰囲気を味わうことができたのが良かった。(フィルム撮影の気分である。)

それで、しばらく故障基板は放置していたのだが、やはり撮れる以上は何とか修理できないかと思うようになり、以前C3の基板で実行したように正常基板との部品総当たり比較チェックを実行してみたところ、故障部品を特定できたのである。

恐らくICなどの能動部品の不具合であれば、まともに撮れないであろうという考えから、LCDの駆動回路周辺が怪しいと当たりをつけ比較したところ、今回も以前C3で発見した時と同様にヒューズと思わしき素子の不良が認められたのである。

このチップ抵抗のような部品に導通がなく、正常基板では導通がある。ヒューズと思われるので、ジャンパーしてみたところ、とりあえずLCDは表示するようになったのである。これで今回もあっけなく復活したのであったが、、。まあ、ヒューズだとしても元々ヒューズが飛ぶ原因があったはずであるので、次の実機に使用するよりはテストに使用する用途で使うしかないのではあろうが。

暇つぶしには大いになったということである。