部品取り用PENTAX

最近は新たなテーマを進める上で必要となる撮像素子(イメージセンサー)が欲しくてネットを調べる機会が多くなった。これがやがてカメラの世界へ足を踏み入れることになり、先のNIKON Df購入という行為につながった訳であるが、フルサイズの素子は単品販売していないらしく欲しければカメラから取るしかないようなのである。フルサイズの素子がほしいのだが、ハーフサイズでさえ主流の撮像素子であることから難しいので、これはジャンクカメラか安価な中古カメラをバラスしか個人による入手の道はないようだ。従って、今までは出入りしたこともなかったカメラ店へ足を運ぶようになった。

k7

k-7Dfのボディキャップを買う為に立ち寄ったカメラのキタムラで安い中古機を見つけたので早速購入してみた。2万強の価格だったが所有している38年前に購入したPENTAXと同じブランドであったので触手が動いたのである。イメージセンサーはハーフサイズ(APS-C)を搭載しているので使用できそうと確認済みであった。PENTAX K-7というその機種は5年前に発売され、当時のPENTAXデジタル一眼レフのフラグシップモデルだったらしいが、自分としては30年以上もカメラから遠ざかっていたこともあり所有しているフィルムカメラのPENTAXブランドがなじみがあっただけということだったが。買った当時のアサヒ光学はすでになく最近ではリコーイメージングの1部門になってしまったらしい。以前買ったコンパクトデジカメはHOYAの1部門だったはずだが、また変わったようだ。企業の再編とは寂しいものだ。

今回のカメラは部品取りということでボディのみの購入だったが、持っている古いフィルムカメラのレンズを数種類取り付けてみたところ、当然ながらK-マウントであるので互換性が健在であり取り付いたのである。オートフォーカスのレンズもしっかり動き感動してしまった。フィルムカメラ用のレンズなのでAPS-Cサイズには画角が合わないが、望遠のように撮影できた。それで何枚も撮影してみたところしっかり撮れる(当たり前だね)ことがわかり、部品取りにするのがもったいなくなってしまった。ということで、センサー入手は改めてジャンクを探すことに決め、しばらくK-7は使用することになったため画角の合うデジ1レフ用レンズが必要となった。50mmF1.8を選んだが、また出費だ。