DP2M

「思考(≠試行)錯誤」には後日談が続く。勇み足で入手したdp3Qであったが、Merrillがディスコンになるのではという危惧があり、ネットにおいての評判、つまりDPMシリーズとdpQシリーズの画質比較の評判が気になってきている。dpQが出た当初は、Merrillの描写を支持する意見の方が多かったのだが、今はどうであろうか。特に雲の描写の違いとか、塗り絵的になったといった評価が多かったが。

ただ、せっかくなので撮り比べてみると、カメラとしては進化していることは間違いないと感じる。以前の酷評からは随分マシになった(笑)し、デザインは賛否両論あると思うがFoveon機であることに変わりはない。あるとすれば、SPPによる現像画像の感動が薄れたかなという点である。Merrillの画像はSPPが読み込んだファイルの画像表示を終えると「オオッ」という感動がいつもあるが、dpQにはそれが肩透かしをくらったような感じを受けるのである。アレ?この先にもっとカリっとした解像感のある画を出すのではないの?といった感覚であり、言葉での説明が難しい。できた画像は、細かく観ると塗り絵的になっている部分も探せばあるということだが、自分的には十分繊細だと思う。だからと言ってMerrill機を処分する気は全くない。現像画像表示の感動があるからで、撮ってきてからのお楽しみなのである。

そうなると気になるのは、一時的らしいのだがショップの在庫から消えていることだ。(中古はあるのだが、。)DP2Mは所有していなかったので、このままディスコンとなってしまわないか心配になってきたのだ。DP3Mは姿を消しているが、DP2Mはたまたまショップで在庫があるのを発見したため、押さえることにした。この先Foveonは、Quattroセンサーへ移行して行くのであろうから、Merrill機の標準機も置いておきたいという理由である。

IMGP9790

DP 1,2,3 Merrill

 

 

せっかくなので、DP3Mとdp3Qの早速の試し撮りをサンプルとして紹介する。(クリックで100%)

dp3Q-1

dp3Q

 

DP3M-1

DP3M

 

どちらが良いかと聞かれれば、自分としてはMerrill機かな。