思考(≠試行)錯誤

つまらない妄想からシグマのカメラ集めが始まってしまった。コトは単純で、浅はかな考えでこうなった訳である。以前ポジのデュープの画質向上を考えていた時にシグマのDP3Mに出会ったのだが、1/3倍ではセンサーサイズいっぱいの画像は得られないことがわかりDP3Mによるデュープは諦め現在までD600で行っている。

ところで最近、NIKONからNewサンヨンが発売されたのを見て、手ぶれ補正付きでしかも旧型より軽く小さいのに魅力を感じてしまっているのである。しかし実売20万は難しい価格であるので、ふとD600と旧サンヨンを処分して資金にしようと考えたのが間違いの元だった。D600がなくなるとデュープ機材がなくなるわけで変わりが必要になる。別に機材はフルサイズである必要もなく、そこで白羽の矢を立てたのがDP3Mという訳である。何とかセンサーサイズ一杯の画像を得られないかと調査するも、DP3Mはレンズ固定式であるのでレンズ交換による倍率アップはできないので、目をつけたのがクローズアップレンズというやつであった。これはレンズ前に取り付けられるので、DP3Mにはもってこいと早速シグマのDP2M用を求めステップダウンリング経由で取り付けデュープしてみたのである。ちなみにクローズアップは2枚重ねが必要であった。

以前も書いたが、デュープ画像は何で撮ったとしても100%画像で見ても楽しくない。ピクセル等倍の画像はデジタルには敵わないと思うからであるが、そこそこレタッチすれば27インチのiMac画面いっぱい程度の解像度で見た方が鑑賞としては全体が見えて楽しいのだ。

で、以下サンプルである。100%画像は今回は載せていない。参考に部分的には、、、。

DSC_3383-1

D600によるデュープ画像、サイト用にリサイズしている

 

DP3M+クローズアップ2枚によるデュープ リサイズしている

DP3M+クローズアップ2枚によるデュープ サイト用にリサイズしている

 

DP1M0727

同日、ほぼ同じ場所からDP1Mで撮ったデジタル画像、サイト用にリサイズしている

 

DP3M2

DP3Mの左端部

 

D600

D600の同位置

さて、色合いは無視するとして、もう少しサイズを大きくすれば即わかるのであるが、DP3M+2枚クローズアップは駄目であった。両端部が流れている。他のメーカのクローズアップも試したが、同じであった。遠くから「あたりまえだ〜」という天の声が聞こえたような気がした。

結局DP3Mの代わりと目論んだつもりのdp3Qが一台増えただけという結論で、やはりD600のほうが流石にまともで綺麗である。

以前、「師匠」から「あんたの仕儀は試行錯誤ではなく、思考錯誤やね」と言われたことを思い出す。やはりNewサンヨンは預金を崩すしかないか、、。ペンタのこともあるし、、。