久しぶりに昼間の釣り

この週末は、前職の上司さんたちと一泊の午前釣りに出かけた。在職中は経営幹部(常務取締役やグループ企業の社長)を経験された皆さんであるので、一応気を使わざるをえない人たちである。そうは言ってももはや御年も70歳前後であるので、ひところの迫力はすでに消えておりあたりも柔らかくなられていた。前泊では宴会が催されたが、年の割には良く飲まれるのである。正に残りの人生を目一杯謳歌しようというのが伝わってくるのであった。セコセコ生きている当方のような人間は足元にも及ばないと感じつつ、翌日の釣りのことなどに思いを馳せながら昔話に花を咲かせることとなった。酒が進むとこうゆう場合、大体は在職中の他の人の悪口と相場は決まっており、自分も在職中にはご迷惑をおかけしたことも多々あったので、自分が話題にならないよう他へそらすのが大変であった。

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旅館前の港の景色。今回の船。DP1Mにて

昼間の釣りも久しぶりで、10月に入っていよいよ秋の釣りシーズンの到来である。今回はそのようなわけで、数合わせ的に誘われた釣りであったので、あまり入れ込むこともなく楽しく時間を過ごしたいと思った。しかし前夜に少々飲み過ぎたようで、気分はあまりよろしくはなかったが。

船頭さんの話では最近はあまり状況がよろしくないとのことであった。実際出だしは芳しくなく、外海が少々荒れているとのことで内湾での釣りとなったのであるが、仕掛けを変えた途端に調子が良くなってきたのであった。午前中のみの短時間ではあったが、色々な魚種が姿を見せてくれて楽しませてもらったのだったが、釣りを始めて初となる石鯛が終盤にきたのが何よりの釣果であった。小ぶりではあったが。

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サンバソウ(石鯛の幼魚名)よりは大きく、何とか石鯛と呼べるサイズ 30cm強

ちなみに脂ものっており、身もコリコリで美味しかった。