NEXで遊ぶ

α7RM2は入院中であるので、せっかくの紅葉シーズンというのに全く役に立たないこととなっている。レンズの方も納期が延びているようで、待ち状態ということで丁度良いのかもしれない。毎週同じ場所の様子を見に行っているので、徐々に紅くなっていくのが楽しみでこちらも待ち状態なのである。そうなると手持ち無沙汰ということになるので、つなぎにNEXシリーズをいじって過ごすことにした。

フィルムカメラのデジカメ化のテーマは現在頓挫しているのであるが、その時に部品として多くのNEXを買い込んだおかげで本体には事欠かかないのである。途中頓挫したため、分解せずに残っているものも合わせて実用機として保存している。NEX-C3は4台あったが、全て分解復帰不能状態であるが。

_SDI2619

その中でNEX-6が二台と、NEX-7は使い勝手もよく、というより慣れたので普段の携帯用として活用している。それで久しぶりにマウントアダプターを介してM42レンズで撮ってみたら以外と良く写ることがわかり、α7の鬱憤を晴らすべく新たにSMC Takumarに触手を伸ばすことになった。今回は35mm F3.5というもので、「少クモリあり品」であったが外観が綺麗だったのが連れ帰る決め手となった。そこで早速紅葉途中を撮ってみた。

_DSC0030

しかし、他の遠景ショットを等倍で眺めるとどうもピントが外れているなあと思い、近所の遠方の看板を試しに撮ってみたら、なんと無限遠でピントが合わせられないことに気がついたのである。一旦はジャンク同然なのでやむなしと諦めたのであったが、これは自分でバラして調整するしかないと思い直し、ピント調整にチャレンジした。まずはネットを調査し、バラし方を研究して小道具も入手した。このレンズのピント調整は前玉側から行うようで、化粧板を外すことからスタートである。使用するツールは電源配線用コンセントプラグで、ゴムカバーの直径と肉厚が前玉に干渉せず丁度良い。

_DSC0084

配線用プラグ

_DSC0085

このように押し付けてCCW方向へ回せば化粧板は緩む

 

_DSC0088

 

_DSC0090

3箇所のネジを外すとカバーが外れ、中のヘリコイドとレンズホルダーを固定しているネジを3箇所緩めて、ほんの少し位置合わせすれば可能。(ピントリングを無限位置で作業行わないと、後でワケがわからなくなるので注意が必要)

 

これで無限遠のピント合わせができるようになった。このような作業はどこか楽しく、自分にはこのような中古機をいじっているのが分相応なのかもしれない。