PENTAX MEデジタルと野良

最近うちの者が近所に出没する野良を餌付けし、ほぼ毎日来訪して来るそうである。これがその野良であるのだが、今来てるので写真に撮れとの意向により撮ったものである。

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逃げの態勢で興味を示す野良

なんぼ餌付けているとはいえ、野良であるのであまり近づけないのであるが、持って出たのはME デジタルであった。一瞬、α7R2に手が伸びたのであるが、こうゆう場面でもきちんとピント合わせができるのも重要とのことで、あえてMEを選択したのであった。たまたまPENTAX SMCP 55mm1.8を調整したばかりで装着していたので、換算で中望遠ということで都合も良かったのである。今にも逃げられそうで緊迫した状況の中、なんとか等倍観察でも堪えられるものが撮れて驚いたのである。都合3ショット撮ったが、いずれもピントはほぼ満足出来る結果となった。相手が逃げ腰なので、複数撮る余裕はない。

ところで、前の記事でMEのフォーカシングスクリーンはピントが合わせ辛いと書いたのであったが、これは実は視度調整の問題であったのだ。この機種はLXのようにファインダーの視度調整機能はないので、見にくかっただけである。それで早速視度調整レンズアダプターを入手し、装着して確認したところ結構見やすいことが実感できたのである。つまり老眼の弊害ということだったわけである。

ただ、これまではファインダーでピントを合わせることができなかったため、あまり明るさに関しては気にしていなかったのである。それが普通にできるようになると、暗いレンズを使用していたこともあり、また、絞込み測光機種ばかりであったため操作がしにくいと感じたのだ。このような経緯から技術は開放測光へと進化してきたのだと、改めて再認識させられたのである。そこで、ファインダーでピントを合わせやすいもう少し明るく開放測光の機種を新たに入手したくなった。とりあえず調整をいじっても悔いのないものということで、いつもの中古ショップで前から目をつけていたsmc PENTAX-A 28mmF2.8と同-A 35mmF2.8がまだ売れ残っていたので、連れ帰ったのである。そしてtakumarと同様の無限遠調整をして装着してみると合わせやすさが全然違うことが確認でき、また、Kマウント機種であるので、M42とは違い脱着も快適である。(2016年の現代にする話題ではないかも、、である。笑)

いよいよ、普通に持ち出す事が出来ることとなり、所有している高価なデジカメの出番は少ないこの頃である。