紅葉の季節到来

11月に入り、このところ急に冷え込んできて、秋をすっ飛ばして冬になったのかと思うこの頃である。

餌付けの野良は、近づきすぎるとまだ逃げるが、だいぶ慣れてきている。今回はMXで撮ってみた。

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紅葉の方は、とりあえずMXを持ち出し楽しんだが、ただ紅いだけである。

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この寒さが災いしているのかはわからないが、製作したデジタル化の母体側が軒並み不調となった。何せ数十年前のカメラばかりであるので、グリス切れなどをはらんでいることは否めないが、紅葉を撮りに出ようと意気込んだところを出鼻をくじかれた想いなのである。

まず、症状はLX4号機に出た。LXの有名な2段シャッターが発症している。カメラを逆さにするとシャッターが1段で切れるという症状である。これはミラーアップ動作が何かにひっかかっているように緩慢で、シャッターが動作待ちになるという現象である。以前ジャンクで入手した個体の症状と同じである。さらに時を同じくして、MEも不調になった。こちらはシャッターが動かず、巻き上げも不可能という状態になったのである。

これらは例のゴムダンパーの加水分解による溶解固着による不具合であろうと推測するが、分解するのも厄介である。LX用は他の個体に付け替えてとりあえず凌いだのである。現在所有しているLXは、完動品としては12台あるので(随分増えたものである)、代わりの母体はまだ潤沢と言って良い。こうゆう事もあろうかと、出ものを見つけては集めたものであるが、デジタル化用途には古いものから充当しているためこのようなトラブルは仕方がない。比較的新しい母体(後期型の比較的新しいシリアルナンバーを使用した)のLX3号機は、以前修理に出さねばならなかったような事故に遭遇した割には健在である。

MEの方は、最近はMXをよく持ち出していたので休眠させていたのが災いしたのかもしれない。よく知られているMシリーズの固着復活のおまじないを行い(笑い)、とりあえず復活したが、フィールドで発症されては落ち着いて撮れないのも困りものだ。MEの予備は3台あるが、ダメになれば他のME SUPERかME-Fに鞍替えかもしれない。

MXは今のところ健在であるが、一応予備が2台あるのでしばらくは心配ない。

こうゆうことをやっていると、クラシックな個体を相手にしているので仕方がないが、予備は必要である。

何れにせよ、いつかは遭遇することは間違いないので、今後はなるべく新しい個体を当てがうべきかも知れない。もはや当初とは違い、本体側の改造は最小限に出来る目処も立っているので。週に一回程度は、空うちを全部の個体に励行する必要があるのかもしれないが、台数が多いので結構大変。

さて、デジカメ化もいよいよPENTAXを卒業して、新たな母体へと進行しつつあるのだ。詳細は完成後トピックスに掲載するとして、ちょっとしたきっかけからやる気が出てカメラも入手したのである。勢いで、チタンにも手を出してしまった。

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後方に見えるのは、仮組み状態のブラック

現在は、例のごとく配線前で停滞している。ここまでは一気に進むのに、。また、一旦製作したカバーも気に入らなく、再製作の試行錯誤中といったところである。さらに、この機種もシャッター信号の取り出しに工夫が必要であることがわかり、検討中である。

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いつ完成することやら、、。