NIKON F2の場合

せっかく桜が満開を迎えたというのに、あいにくの雨で引きごもりである。とりあえずLX6号機を持ち出して近所のを一枚。

 

さて、師匠(と、勝手に呼ばさせていただいている)からNIKON F2でできないかというリクエストがあり、NIKON第二弾である。

新たな機種をセレクトすると、少なくとも三台の個体が必要となる。

一台はターゲット機、一台は予備機、一台はジャンククラスの裏ブタなどの部品取り機ということになる。この機種ともなると、ジャンクでも結構値がはるのである。

全く予備知識のないまま手を出したのだが、まず感じたのはフォトミックタイプのデザインはあまり好きになれないということだ。それで、アイレベルタイプをどうしても欲しくなり、ちょっと高かったがなんとか入手できたのである。後でわかったのだが、この機種は全くのメカ駆動カメラであり、データバック用の信号などは専用には外部に出ていないのであった。そうなると、シャッター信号をどうするかが問題となる。レリーズボタンも半押しという状態がないのだ。そこで目をつけたのは、シンクロ(FP)接点である。唯一、接点として出ているので、NEXの先行露光に使用できるかもと考えたのである。FP接点は、シャッターが開いている間ONする。通常、FP接点を使用する閃光ランプは、長く発光するのであるが、最大光量に達するのにタイムラグが存在するため、先幕が動作する少々前にONするのである。このラグの間に、NEXの露光が開始されれば使用できる可能性があると考えたのである。NEXの露光開始してからシャッターが開かないと、中途半端な露光となってしまうので、あるいは先に本体側のシャッター動作が終了してしまうため真っ黒画像となってしまうのは、プロトタイプ時に判明している。プロトタイプ課題解決編にも記載しているが、。

とりあえず、撮れるところまでは来たのだが、予想通りFP接点では1/8までしか撮れないことが確認できた。シャッター信号をどうするかを解決しないと完成しないので、アルマイト処理もお預けである。