OLYMPUS 35 DCのその後

今週は地震に始り鬱陶しい雨と、梅雨真っ只中である。もうじき、また蒸し暑くコンチキチンとうるさい日々がやってくる。なるべく京都にはいたくない季節が間近である。

さて、トピックスに紹介した35 DCであるが、EEが不安定なのか、時々シャッターが動作せずフラストレーションが溜まる機種ということで、再びインテリア扱いにしようと思っていた。しかし元々完動品ということで入手したものであったが、そのまま鵜呑みにしていたのが問題であったのだ。当初はEE機ではダメだねと思ったが、ネットを調べてみるとこの機種の不具合の典型例というのが見つかり、当時使用していたバッテリーによる電極の腐食というものであった。そもそもシャッターが切れるときもあるのと、測光用CDSも光量の変化で抵抗値も変化していることも確認済みであったので、違うであろうと思っていたのだが一応確認してみたのだ。すると、バッテリーケースの裏側で配線が腐食によると思われる端子から外れているのを発見してしまった。本体の動きによって繋がったり外れたりしていたようである。縦位置など、向きを変えたりして撮ると不調になる時があったのを思い出した。それで、早速配線を修復したのだ。

これにより、不安定さは解消し普通に撮れるようになったのである。ただ、この機種はシャッタースピードが1/500が最大であるので、ピーカンでは露出オーバーとなってしまうのが確認できた。絞りもシャッターと兼用という方式なのでどうしようもなく、さらにデジタル部に使用したNEX-C3の最低感度設定は200であるので割と暗い被写体であれば良いがせっかくの風景は真っ白に近くなってしまうのである。メーターも上限に張り付いておりどうしようもないかと思ったが、ASAダイヤルを調整するのとNDフィルターをつけることで何とかなったのである。

それで、気を良くして持ち出したくなり、仕事の出勤前に街中のアジサイを撮ってみた。写りは、NEX-C3にマウントアダプター経由のF.ZUIKO 40mm F1.7の写りということになる。何枚か撮ってみて、なんだか持ち出すのが楽しく思えてきたのである。