12月到来

今年も、とうとう師走月になった。年初に、今年は良い年になるであろうかと期待したが、現実は自分にとっては最悪の年であった。来年を予想するのはやめておこうと思う。

さて、最近は電子工作関係はあまりにもやることがないので、以前保留にしていたデジカメ化の部品であるデジカメの別機種を使用できるように、エミュレータに取り組んでみたのである。

ここでおさらいである。

そもそもこのデジカメ化の取り組みにエミュレータがなぜ必要かということであるが、1番の目的はデジタル部の厚みをできるだけ薄くしたいためである。

デジタル部に選定しているNEXシリーズやα5100は中の部品を使用する際、元々付いているシャッターを取っ払うと正常動作しないことが当初より判明しているので、本来ならダミーでも取りつけておく必要がある。しかしそれでは余計な厚みが増え、かなり裏面に出っ張り不細工になるのを改善したいためにシャッターメカ動作を模擬する電子的なエミュレータを考案した次第である。

単に積み重ねると、かなり分厚くなる。配線を流用しているため、部品配置には制限があるため、元々のデジカメの内部配置にある程度従わざるをえない。

 

今回のターゲットはNEX-3Nという機種である。これはα5100をやる前に先行して検討していたのであったが、5100を優先したために保留にしていたのだ。およそ1年弱放置していたのを、暇つぶしに再開したということになる。古い機種がいつまでも入手できるわけではないので、部品も世代交代の準備という意味もある。

この機種の内部は5100と似た構成になっており、5100バージョンのエミュレータを少々タイミング調整することで割とすんなり完成してしまい、あまり暇つぶしにはならなかったというのが実際であったが、、。

今後3Nを使用する場面があれば、以下の評価セットが活躍することになるであろう。今の所、予定はないが。

ところで、5100もそうであったがこの機種もフラッシュ内蔵タイプであるので、分解時には注意が必要である。

これまで触れてこなかったのであるが、内部にチャージ用のコンデンサーがあり、これの放電をしておかないと感電の恐れがあるのである。フィルムカメラにおいてもフラッシュ内蔵タイプは同様で、修理屋さんの間では常識のようであるが、DC200V程度の電気が蓄電されており触ると結構衝撃がきつい。かくゆう自分も一度だけ感電を経験しているので、今はまず放電作業から実施するのが常である。まさに、触らぬ神に祟りなし、である。

しかし、これらフラッシュ内蔵タイプの機種をデジカメ化の部品に使用する場合、実は、この回路を取っ払うと本体がうまく動作しないのである。できれば付けたくないこの回路も正常動作には必要不可欠なのであるが、評価セットで取っ払っているように解決策はある。が、詳細は割愛する。(5100も同様)