LX3号機修理完了

およそ1ヶ月経過し、修理に出していたLX3号機が修理完了し戻ってきた。修理できる保証はないということだったが、なんとか動作するようには復旧してくれたのは嬉しい。早速、フィールドに持ち出したのは言うまでもない。デジタル部は、IRカットフィルターが割れたということでセンサー表面にも傷がついたため、新しいセンサーへ交換しすでに復旧済みであった。今回のことを教訓に、構造的に見直しが必要であると認識したのであるが、当面は運用でカバーするしかない。

今回の修理店は京都の寄宿舎近くにたまたま見つけることができたため、アクセス面ではラッキーだったのかもしれない。メーカー以外へカメラ修理を依頼したことは今回が初めてであったため、修理屋さんという人種と会話すること自体も興味津々であった。いかにも修理業的な佇まいの店舗もなんだか懐かしい感じがした。やはり会って直接話をすると、何とかしてくれそうな感じがするのである。今時はネットサービス利用が当たり前で直接話することも機会がないが、ネットサービスのサポート窓口に電話しても電話口の相手はマニュアル通りの言動しか言わないいわゆるど素人がほとんどで、話にならずムカつくことが多かったのである。

修理伝票を見ると、特殊修理ということであった。突然故障したわけでもなく、確かに特殊な事情であることは間違いなく正しい判定である。分解したLXの中の様子を聞いてみると、最大で1cm角のガラスの欠片から粉状になったガラスなど、あちこちに噛みこんでいたということであった。いろいろ部品をアッシー単位で交換したということであったが、交換必要な部品はたまたま在庫を持ち合わせていたということで修理完了に至ったとのことである。帰り際に、「今後は大切にお使いください」と言われてしまったのが少々心に刺さったのであったが。他にも動作のおかしいLXがあるので、出してみようかと思っている。