三連休中

梅雨の合間の三連休である。天気は悪く、引き篭るにはちょうど良い。また、仕事場のある京都では祇園祭の真っ只中で、今年は休日に宵山、山鉾巡行という日程であるので、狂ったような人混みにさらされることもなく実家で過ごしている。一応定番の、出勤前の準備風景である。まさに今日は山鉾巡行の日で、さぞかし賑わっていることであろう。人だらけで、、、。

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毎年恒例の長刀鉾の組み立て終盤風景。四条通である

さて、追い込みのPENTAX MEは電池収納も目処がつき完成したのであるが、最後のシャッター配線で苦闘することとなる。

実はLXの時もそうであったが、カバーは何回も作り直している。

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板金なので、気に入らなければ作り直す

MEのワインダー信号はLXとは随分違った仕様であったのだ。LXの場合、シャッター半押しでモータードライブ信号がONとなりシャッターボタンを離すと信号がOFFとなる。しかしMEは、シャッター半押しで測光スイッチがONとなり、巻き上げレバーを戻すまでON状態を継続するのである。これはシャッターを切るたびに巻き上げレバーを完全に戻す操作を強いられることを意味するもので、少々使いにくいと思わざるをえない。さらに、信号仕様がLXは接点信号であったのでそのままNEX-5Nの回路に接続できたのだが、MEは電圧出力であったため、間にインタフェースを新たに設ける必要があることがわかったのである。仕方なくフォトカプラーを入れてしのいだのである。

 

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黒色の素子がフォトカプラー

これにより、撮れるところまで完成したのである。

LXとMEを並べると、大きさの違いがわかるであろう。部材の設置に苦労した結果である。

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いつもの撮影テストをしてみたのが次の画像である。今日は雨天であるからかだいぶアンダーになるが、露出補正やISO感度アップで改善されるであろう。1500円のジャンクなのでこんなものか。LXと共通の専用レンズを装着してみたが、無限遠のピントは出ているようである。ガイドを削ることでセンサー面位置がほぼLXと共通となっていることがわかる。センサーにゴミも見受けられるが、これでフィールドに持ち出せるであろう。

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35mm F3.5のf8撮影。撮って出し。クリックで実大サイズ

何枚も撮ってみると、たまにミラーがレンズ後端に引っかかって戻らない現象が確認されたが、ピントリングでレンズをほんの少し繰り出せば復帰するのでご愛嬌といったところである。

跳ね上げではひっかかっていないので撮れるには撮れるのだが、巻き上げレバーの件も含めこれではLXのように頻繁に持ち出すことは無さそうである。

▲16:00追記 雨が小康状態になったので、早速フィールドテストに持ち出してみた。

操作が少々面倒であることがわかるであろう。

撮った画像

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