2017始動

タイトルは明るいのであるが、年末に入手したsd Quattro Hはいきなり入院中である。初めて電源を入れた時から変だったのだが、オートフォーカスが効かなくなったのだ。LCD表示を見るとAFとMFが交互にフリッカーしてAFは動作しないのだ。全く、これだから家電は、、。

今年は縁起の悪いスタートとなった。せっかくのビューファインダーもピントが合わせづらく、ピーキングも拡大表示も使えないというのが印象である。まあ、DPMを使用してきた身にとっては想定内であった。しかしそうなると頼りになるのはAFなのである。

とりあえず、入手当初はまだAFが効く時もあったので試しに持って出たのであったが、画像を確認して驚いたのである。現像ソフトは純正のSPP6.50であるが、ディフォルト設定で行ったのであった。

 

これを100%で部分的に切り出すと、次のようになる。

そういえばdp3 Quattroを持っていた時に、Quattroでは木々と雲を撮ってはいけないということを思い出した。はっきり言ってなんじゃこれは、である。思わず捨てたくなったのだが、故障ということで入院である。

気を取り直して設定を変えて現像してみたのである。同じ部分はこうなった。

 

これは、輝度ノイズ除去効果を0に設定した処理である。ディフォルト設定は中間設定になっている。また、ディテール処理(輪郭強調)を最大にしたことで硬くなってしまったが、塗りつぶしよりはマシである。しかし輝度ノイズ除去を止めると粒状痕が激しく出てしまうのであった。特に深い青空の部分が酷くなることが確認できた。

それで色々試してみて、一旦次の結果で良しとした。あのような塗り絵のような木々よりは立体感もマシである。

 

ちなみに今回ではないが1昨年のほぼ同時期の同場所におけるDP1 Merrillはどうかというと次であった。

解像感は、輝度ノイズ除去さえ止めればQuattroの方が良いことは確認できる。他の方法で粒状痕をなんとかできれば使えそうであるが、退院してきたらどうしようかな、、、。Foveonということで期待が高すぎたのかも。もはやFoveonではないのかな。