台風とともに不幸到来

10月も終盤なのに2週連続で台風のおかげで引きこもり状態であった。

今の所、さしてすることもなくバッテリーの充電でもしておこうとFM2一号機の裏ぶたを開けたのであったが、ここで不幸到来である。フタを締める際、バッテリーケーブルコネクタがFM2のシャッター上にあるのに気づかず閉めたおかげで、センサーとシャッターでサンドイッチしてしまったのである。結果、OPTフィルターは割れて飛散し、センサー表面が傷つきシャッター幕は変形してしまった。幕は修正してみたが、復活は無理。バッテリーを戻す際は、過去の不幸な経験から、シャッターを開けておいてセンサーがガイドにキッチリハマるのを確認しながら閉めるのを励行しているが、この場合は、想定外、、、。

無残!

現在の裏ブタ取り付け方式のデジカメ化の構造では、バッテリー充電時にリスクがあるのだ。フタを開けなければバッテリーは取り出せず、開けっ放しはゴミがセンサーに着くので即閉めなければならないのだが、FM2一号機デジタル部のバッテリーケーブルを少々長く施工していたのが災いした。

この開閉操作は気を使う作業であることは以前より認識しているが、またやってしまった。過去にLX3号機の時は、フタを閉めた時にOPTフィルターがガイドと接触して割れたのに気づかずチャージしたためにフィルターのかけらを巻き込んでしまい固着し修理に出した経験がある。フィルムカメラの裏ブタは上下にほんの少しガタのある個体もあり閉める時は注意がいるのだ。

まあ、FM2は予備が2台あるので、残念ながらこの個体はボツである。ただ、このまま付け替えるのは面白くないので、FM2一号機のデジタル部は初期の部品で製作したままであることもあり、この際なので最新の構造へ組み直すことにした。

このように、現在のデジカメ化は外観はそこそこのレベルに到達できたと思っているのだが、まだまだ色々と脆弱性をはらんでいるので、個人的には納得して使用している部分が残存しているということである。それでも自分的には不便も感じてはいないが。感触が楽しいことには変わりないので。しかしこれでは危う過ぎて、他人に貸すことさえできないレベルなのである。